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いにしえゲーム血風録 二十回の拮抗 「ダライアスとわし(Olga Breeze編)」

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 …これは、田舎のゲーセン小僧が「ダライアス外伝」でクジラを撃沈した後の物語である…(丸パクリ)




*ですので、私がダライアス外伝をクリアするまでのインチキ奮闘は血風録第五回をご覧ください。







 苦心の末にクジラを沈めた私はダライアス外伝がスッカリ気に入ってしまい、毎日のように、それこそ学校サボって一日中ダライアス外伝をプレイするほど惚れ込んでしまいました(1プレイ30分かかるので、全7種類のエンディングを見るには3時間半かかるが、学校サボった学生には時間が無限にあるので問題なかった。ていうか学校サボった空き時間を潰すのにはもってこいだった。ていうか、学校サボって空き時間を潰すなんて本末転倒だった)。




 そしてノーミス、ノーボム、中ボス全捕獲、ボスパーツ全破壊が可能になった頃には、過去のダライアスシリーズがプレイしたくなったのも無理もないことです。しかし時は1994年、初代ダライアスは1986年、ダライアスⅡは1989年のリリースでしたから、近所のゲーセンからはとっくの昔に撤去となっていました。




 一応私のホームグラウンドであったナムコ直営ゲーセン「キャロット」には、ナムコ直営のくせに何故かダライアスⅡがありましたが、リッジレーサー導入と共に姿を消していました。




 この時の私の悔しがりようときたら、己が髪の毛をぐじゃぐじゃぐじゃイーッという感じでして(意味不明な半狂乱)、返す返すも「あぁ、1プレイ100円だったとはいえ(キャロットは基本50円だった)、プレイしておけば良かった」と、まさにスピルトミルクの境地だったわけです。




 そうなると他にダライアスが稼働しているゲーセンを探さなければなりません。が、当時はネットがなかった時代、どのお店にどんなゲームがあるのかは実際に足を運ばなければ分かりませんでしたし、そもそもゲーセンがどこにあるのかも、それこそ足で稼ぐか口コミを駆使するしかない時代でした。




 さて、困りましたね。こんな時、ゲーセン小僧はどうするか。そうです、ゲーセン小僧の偽典(いいすぎ)「ゲーメスト」であります!




 本コラムでもたびたび登場する伝説のゲーム雑誌「ゲーメスト」。どんな珍品だったかはこちらに任せるとしまして(ちなみに本コラムの「血風録」はゲーメストに由来する)、この雑誌は最新アーケードゲームの攻略情報が掲載されていた唯一の雑誌として名高いですが、それ以上に画期的だったのは、ハイスコアの全国集計を行っていたところであります。




 当時、ハイスコアはあくまでも店舗内での競争でしかなく、カウンターの後ろの壁に手書きのハイスコアランキングが張り出され、常連が一喜一憂するくらいのものでした。また店舗によってゲームの設定(難易度や残機設定)にもばらつきがあったため、同じスコアでも厳密には比較することは出来ませんでした。




 このハイスコア集計を初めて全国レベルで行ったのがゲーメストでした。残機設定、難易度設定、連射装置の有無、同時押しボタンの有無などの条件を明文化しました。つまり今でこそ当たり前の「レギュレーション」を確立した、スゴイ雑誌だったのです。




 これによりライバルは一気に全国レベルに広がることになり、結果、店舗間において、それはそれは熾烈な競争が繰り広げられました。また「遠征」と称した敵店舗へのカチコミ(いいすぎ)も頻繁に行われ、かの格ゲー全盛期には有名店に多くの猛者が「俺より強いヤツに会いに行くッ…」とばかりに押し掛けたそうで、自然とプレイヤーレベルの急上昇に結び付きました。




 で、ゲーメストは全国の加盟店(?)のハイスコアを集計し、毎号掲載した、というわけですが、これ、当時の私には非常に重要な情報でした。そう、ハイスコア情報を読めば、少なくともそのゲームは設置してあることが分かるわけで、引いてはどういうゲームが設置してあるのか分かるわけです。しかもご丁寧に住所まで記載されていましたから、その店がどこにあるのかもイッパツで分かるのでした。




 早速私は最新号のゲーメストを(書店で立ったまま)開き、おらが県全域のハイスコア情報を調べました。ふむふむ、ここはあのゲーセンか。これは…あれ、こんな所にゲーセンがあったのか。でも格ゲーばっかだなぁ。ここは…遠すぎる!




 てなことを繰り返し、結論から言えば、おらが県には初代ダライアスを設置している店はありませんでした。まぁレトロゲームでしたからハイスコア集計をしていなかった可能性はありますが、さすがにハイスコアに格ゲーばっかり載っているゲーセンにはないでしょう。




 ここで私は一つの恐ろしい疑念を抱きます。…そもそも、今(1994年)初代ダライアスが稼働している店などこの日の本の国に存在するのだろうか?それでなくともSTGが格ゲーに押されている時代、しかもダライアスは3画面もあるバカデカイ専用筐体です。余程店長のキアイ(あるいは小宇宙)がなければ無理な話です(じゃあキャロットはどうかって?あそこの店長はどうかしていたのです、ホントに)。




 そこで私はおらが県だけでなく、掲載されている全国のゲーセンを調べました。150軒以上はあったと思いますが、ダライアス外伝にチャームをかけられ、スッカリ状態異常になっていた私は屁のカッパでした(表現が古い)




 すると意外にも、結構な数のゲーセンがダライアスのハイスコアを掲載していました。私は無邪気にもダライアスが設置してあるゲーセンの発見を喜んでいましたが、現在(2019年)の私が考えるに、格ゲー全盛のこの時代に、よくもまぁバカデカイダライアスが稼働させ、しかもハイスコアに挑戦しているものです。まさに漢。




 さて調べた結果、東京と大阪にダライアスゲーセンがあることをが分かりました。分かりましたが、さてどうやって東京に行く?(この時点で大阪はおらが県からは遠すぎるのであきらめた)高校生風情が「ちょっとダライアスでも遊んでくるか」と日本海側から東京まで行く話はあまり聞きません。安く見積もっても往復で数万かかり、50円ゲーセンで糊口をしのぐクソ高校生には天上界のお話であります。




 が、方法はなくはありません。私は翌年に大学受験を控えていました、それも東京の大学の。…そうです、受験で上京した際に、どうにかして時間を作ってダライアスを探しに行くのです!(外道)当時の私にはもうこれしかないとまで思えました。




 …まぁ、今考えれば、そういう下心なくマジメに勉強して、東京の大学に受かってから存分に探せば良いのですが、バカなので目先のニンジンに釣られてしまうのです。とにかくそういう風に決めてしまったバカは、早速東京のそれも受験会場の近くか都心部にあるダライアスゲーセンを探しました。




 そして秋葉原の一軒のゲーセンが目に留まります。見ればやけにレトロゲームのハイスコアが目立ちます。そこは「トライアミューズメントタワー」というゲーセンでした。







 続きます。



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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

 - いにしえゲーム血風録

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