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いにしえゲーム血風録 二十回の均衡 「ダライアスとオレ(Captain Neo編)」

      2019/01/29   posted by


 さて血風録もあれよあれよと続きまして、二十回を数えることになりました(あくまでもタイトル数なので、連載回数はもっと多いですよ)。ここまで半ば諦めの境地でお付き合い下さった皆様、ここに厚く御礼申し上げます。




 そこで二十回を数えた今回は「ダライアスとオレ」と題しまして、やはりSTG界のフォッサマグナというかミマツダイヤグラムというか(意味不明)、とにかく私のゲーム遍歴においてなくてはならないタイトルですので、ちょいと深くお話させていただこうと思ったわけであります。




 さてこのような勿体ぶった前口上から、勘の良い方はお気付きでしょう。そう、血風録の十回の時と同じやり口でして、かの時は「グラディウスとオレ」と題しまして、このSTG界の巨人と田舎のクソガキとの宿命(おおげさ)を長々と語りました(内容はない)




 で、今回はそれをダライアスでやろうってワケなんですが、一応「ダライアスって何?」というところから始めようと思います。 血風録第五回の「ダライアス外伝」の回で既にある程度ダライアスシリーズの紹介はしていますが、私自身が全部忘れていますので、釈迦に説法、両手に花、他山の石でありましょうが、しばしお付き合い下さい。




 まずはシリーズ通しての基本システムをご紹介しましょう。




 ダライアスシリーズは横スクロールSTGで、 対空ショットと対地ボムによる攻撃で敵機を破壊し、ボスを倒せばステージクリア、アーム(後述)のない状態で敵に触れる、敵弾に当たる、地形に当たるとミスになり、残機を全て失うとゲームオーバーという、実にオーソドックスなゲームシステムでした 。




 それではパワーアップについてご紹介しましょう。道中で敵機を倒すと赤、青、緑の色の付いた勲章が出現し、これを取得するとパワーアップ出来ます。パワーアップには以下の種類があります。




・赤:ショットパワーアップ:対空ショットがパワーアップする。初期状態はミサイルで、続けて取ると敵を貫通する「レーザー」敵と地形を貫通する「ウェーブ」へと強化される。




・緑:ボムパワーアップ:ボムがパワーアップする。続けて取ることで「ノーマル(下前方)」→「ツイン(上下前方に発射)」→「マルチ(上下前方と上下後方に発射)」へと発展していく。




・青:アームパワーアップ:ダメージを防ぐアームを装備する。続けて取ることで「ノーマル(敵や地形に当たるとミスになる)」→「スーパー(敵に当たってもダメージだけでミスにならないが、地形に当たるとミスになる)」→「ハイパー(敵や地形に当たってもダメージだけで済む)」への発展する。




 また本作にはルート分岐があり、ステージクリア時に「上ルート」と「下ルート」の選択ができ、結果扇上に広がっていくことになります。ですから1面は1種類しかありませんが、2面は2種類、3面は3種類と増えていくことになり、ボスもその数だけ用意されております。もちろんマルチエンディングであります。







 それでは初代「ダライアス」から始めましょう。「ダライアス」は1986年にタイトーより発表されました。まずはストーリーからご紹介しましょう。







 平和な惑星ダライアスに突如来襲した異星人、ベルサー。抵抗空しく、ダライアス人の大半は死に絶え、生き残った人々は地下シェルターで暮らしていた。このままでは全滅が免れないと悟ったダライアス人は、2人の男女、プロコとティアットを選び、小型輸送機を改造した戦闘機「シルバーホーク」によって、新天地を目指して脱出させることにした。しかし…。







 さてこのゲーム、フツーのSTGと思うなかれ、なんと大バカ三太郎なことに、3画面を横に繋いだ巨大スクリーンと当時の最先端の音響システムを搭載した(シートの中に重低音スピーカーがあり、爆発音が尻に響くのです)、バカデカい専用筐体で登場しました




 巨大筐体だけではなく、ボスが魚型巨大戦艦であることも非常に強いインパクトをプレイヤーの与えました。加えて先述のステージ分岐という独自の仕様はプレイヤーの攻略意欲を高め、またBGMがエラくカッコイイために筐体のスピーカーから録音を試みるプレイヤーが続出したという、決してバカデカいだけの出オチではく、大変な人気を博したゲームでした(ちなみに主人公のプロコ(Proco)とティアット(Tiat)は繋げて逆から読むと「Taito Corp(株式会社タイトー)」となります。芸が細かいですね)。







 これを受けて1989年に続編「ダライアスⅡ」が発表されます。ストーリーは初代「ダライアス」のゾーンWのエンディングを受け継いだものです。







 ベルサーによって死の星と化した惑星ダライアスから辛くも脱出したプロコとティアットは、新天地惑星オルガに辿り着く。それから1000年後、太陽系から同胞のダライアス人からと思われる救難信号をキャッチした子孫たちは、伝説の戦闘機「シルバーホーク」に乗り込み、一路太陽へと向かった。







 マイナーチェンジということなのか、画面は2画面となり、パワーアップシステムにも若干の変更が施されましたが、魚型巨大戦艦とルート分岐は健在で、太陽系を舞台にしたことでも話題になりました。またBGMも前作以上に力の入ったものになり、やはり大人気となったのです。もっとも初代よりも高い難易度であったため、なかなか玄人好みのゲームであり、クリアすることは一種のステータスであったと言えます。







 さて少々時を隔てまして3作目となる「ダライアス外伝」は1994年に発表されました。ストーリーは以下のようなものでした。







 異星人ベルサーによって滅ぼされた惑星ダライアス。しかしわずかに生き残った人々の一部は惑星ヴァディスへ逃れた。時は流れ、惑星ダライアスの環境が居住可能なレベルにまで回復していることを知ると、人々は故郷に帰るための準備を始めた。しかし、突然謎の存在からの攻撃を受ける。それはどこかかつての敵、ベルサーに良く似ており、どうやら惑星ダライアスからやって来たようであった。真相を探るため、強力に改造されたシルバーホークは惑星ダライアスへと向かった。







 本作はさらに画面数が減って1画面となりましたが、魚型巨大戦艦とルート分岐はもちろん健在。 当時のSTGで主流になっていた「ボンバー」がシリーズ通じて初めて搭載され、ピンチからの一発逆転が可能となり、前2作に比べて敷居が下がったように思えますが、やっぱり敵の攻撃が厳しいのでトントンでした。




 またBGMはシリーズ通して担当しているOGR氏が手がけ、どうやらノリに乗っちゃったのか、シリーズ屈指の名曲揃いとなり、加えてグラフィックも当時の最新技術が惜しみなく投入されたため、1画面でも非常に強いインパクトがありました。また1画面のために汎用筐体での稼働が可能となり、小さなゲーセンでも導入出来たことは大いに意義があったでしょう。







 そして1997年、ついにポリゴンを導入した「G-ダライアス」が発表されます。ストーリーは以下の通りです。







 ダライアス人とベルサーの戦いよりはるか昔。惑星アムネリアと衛星ブレザとの星間戦争は熾烈を極め、ついには悪魔の兵器「A.N.」によるブレザ消滅をもって幕を閉じた。人々はあまりの威力に恐怖し、「A.N.」と封印したが、兵器の威力に反応して、機械生命体「シーマ」を呼び寄せてしまう。圧倒的な力でアムネリアに襲い掛かるシーマに対し、人々は封印を解き、シーマの核と組み合わせた戦闘機「シルバーホーク」を完成させる…。







 ということで、物語は惑星ダライアス誕生の物語でありました(ですから作品中の時系列は「G-ダライアス 」→「ダライアス」→「ダライアス外伝」→「ダライアスⅡ」となります)。画面は1画面、魚型大型戦艦とルート分岐はそのままに、本作では敵機を捕獲する「キャプチャーシステム」と捕獲した敵機をエネルギーに変換して奥様ウットリ極太ビームを放つ「αビームシステム」と搭載していました。




 対して魚型巨大戦艦も「βビーム」と呼ばれる極太ビームを放つことができ、ビームをぶつけ合う派手な戦闘が話題となり、またαビームで敵機を倒すと得点に倍率が掛かるため、ハイスコア争いが非常に盛り上がりました。




 そこへポリゴンを使ったリアルなグラフィックに、やっぱりOGR氏のインダストリアルなテイストBGMが加わり、熱狂的なファンを生み出しました。







 その後、ダライアスシリーズは休眠状態に入りましたが、2009年にPSPで新作「ダライアスバースト」が発表され、これがエラく大好評だったために、思い切ってアーケードに凱旋帰国したのが、2011年発表の「ダライアスバースト・アナザークロニクル」となります。が、残念ながらこの2作は私、未プレイですので、今回のお話には登場しません。ご了承ください。







 ということで、非常に駆け足でしたが、ダライアスの歴史を振り返ってみました。結構歴史がありましたねぇ。ダライアスⅡのエンディングの1つには「来年は『ダライアスⅢ』だ!」ってのがありましたが、いつ作られるのかな。




 ともあれ、文字だけではピンと来ませんので、取りあえず初代ダライアスはこちらをご覧ください。









 いつみても魚型巨大戦艦はカッコイイなァ…。現在は様々なハードでアーカイブとしてプレイ出来ますので、一度はお楽しみくださいね。







 さて、あの田舎のゲーセン小僧はどのように歴代のダライアス達と出会ったのでしょう。私とダライアスの宿命は、次回へと続きます。



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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

 - ゲーム, 未分類, いにしえゲーム血風録

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