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いにしえゲーム血風録 十八回裏ランナー一塁 「ハドソンアクション列伝(チャレンジャー編)」

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 ということで、「ハドソンアクション列伝」と称した1発目は当時のプレイヤー(主に小学生)の度肝を抜いた(はず)(ある意味)伝説級のゲーム、「チャレンジャー」であります(おおげさ)

 前回お話ししましたように、ハドソンはFCに参入してからしばらくは他社作品の移植を主としていましたが、この「チャレンジャー」から完全オリジナル作品を怒涛の如くリリースしていくことになります。つまりこのゲームこそ、まさにFCにおけるハドソンの一里塚、記念すべき作品と言えます。それでは例のごとく、ストーリーの紹介から始めましょう。

 

 

 なんか知らんけど、悪漢ドン・ワルドラドにマリア王女がさらわれた!ナイフ投げの名人であるチャレンジャー(本名)はワルドラドを追い、王女救出に乗り出したのだったのだった!」

 

 

 …色々と腑に落ちない部分が多々ありますが、「ヒーローがヒロインを助けに行く」という日本の伝統を受け継いだ分かりやすい内容です。これ以上何を求めるというのでしょうか。いや、求めません(反語)。ということで、とっととシステム紹介に移りましょう。

 

 このゲームはトップビューとサイドビューによるアクションゲームです。ゲームの目的はドン・ワルドラドにさらわれたマリア王女を助け出すことです。十字キーでチャレンジャーの移動、Aボタンでナイフを投げ、Bボタンでジャンプします。このゲームは残機制で、一部ライフ制でもあります(後述)。5万点獲得すると残機が1つ増えますが、それ以降は増えません。

 

 さてゲームの流れですが、このゲームは4つのシーンから構成されており、「シーン1:暴走列車」「シーン2:ワルドラド島」「シーン3:洞窟」「シーン4:ワルドラドの本拠地」となっています。

 まず「シーン1:暴走列車」にチャレンジし、これをクリアすると「シーン2:ワルドラド島」に進みます。ワルドラド島を探索し、洞窟を発見してそこに入ると、「シーン3:洞窟」に切り替わります。そしてキーワード(後述)をゲットして無事脱出するか、残念ながらミスをすると、再び「シーン2」に戻ります。

 これを繰り返してキーワードを全て集め、島の最深部にあるピラミッドに侵入すると「シーン4:本拠地」に切り替わり、ここでワルドラドを倒し、マリア王女を助け出せばオールクリア、めでたくエンディングを迎え、何事もなかったかのようにシーン1に戻ります(つまりループゲーム)。

 

 それではここで、それぞれのシーンについてご紹介します。なお、敵キャラクターの名称は知らないので、私が勝手に付けました。ご了承ください。

 

 

・シーン1:暴走列車(サイドビュー)

 ワルドラドとマリア王女を乗せたワルドラドの列車が猛スピードで走っています。チャレンジャーはアストロ超人ばりのジャンプで先頭車両の屋根に飛び乗ります。ここからは車内に入れないので、入り口がある最後尾まで屋根を伝っていきます。車両の間は隙間があるで、ここはジャンプしていきましょう。

 途中、鳥やオヤジ、雷などが襲い掛かります。鳥やオヤジはナイフで倒せますが、雷はよけるしかありません。晴れて最後部より車両内に侵入しますと、再びオヤジが襲い掛かります。またナイフが効かない火の玉もフワフワ飛んできますので、これは避けましょう。敵に触れると1発でミスになりますので、慎重に進みましょう。また左上に表示されているタイムが0になってもミスとなります。

 そして先頭車両のワルドラドと対決。コノヤローとナイフを投げますが、ここでは効きません。あえなく列車から落とされますが、一応このシーンはクリアとなります。

 

・シーン2:ワルドラド島(トップビュー)

 ワルドラドを追って彼奴の島にやってきました。しかしこの島、どうかしているくらいにメチャクチャ広いです。この島のどこかにあるワルドラドの本拠地を目指すことになりますが、本拠地に入るためにはキーワードが必要なのです。キーワードは島のあちこちにある洞窟に3種類隠されており、これら全てを集める必要があります。

 さて、このシーン2だけはライフ制が導入されており、ヘンな化石や謎のロボ、何だかよく分かんないヤツなどの敵に触れてもすぐにはミスにはならず、ライフが減ります。ライフは河川にいる「まっとうくじら」が画面内にいると回復します。またパワーナイフ、パワージュエル(後述)が画面内にあっても回復します。ライフがなくなるともちろんミスです。また左上のタイムが0になってもミスとなります。タイムは洞窟に入ることで回復します。

 さて洞窟の入り口にはガイコツが門番をしており、コイツは触ると即死する上に、ナイフが効きません。倒すためには2つのパワーアップを活用する必要があります。

 

・パワーナイフ:ナイフを当てると、一定時間、普段は倒せないガイコツや火の玉を倒せるようになる。また移動スピードが猛烈にアップする

・パワージュエル:ナイフを当てると、画面上の全ての敵を倒すことが出来る

 

 これらパワーアップアイテムは「ナイフを外さずに、敵を4体続けて倒す」ことで出現します。敵の種類は問いませんが、途中で1発でもナイフを外すと最初からやり直しとなってしまいます。

 いずれかのパワーアップでガイコツを倒せば、いよいよキーワードがある洞窟に入れます。

 なお、ミスした場合は「最後にキーワードを取った洞窟」まで戻されてしまいます。またジャンプは出来ません。

 

・シーン3:洞窟(サイドビュー)

 洞窟では画面右がスタート&ゴール地点です。画面左端の崖の上にキーワードがあります。が、その間は谷となっており、4本の間欠泉が噴出しています。この上をジャンプで渡り歩いてキーワードを取り、また戻って来なければなりません。渡り損ねて落っこちるともちろんミスです。また途中火の玉が飛んでくることもあり、触るとミスになります。さらに間欠泉の高低差がありすぎると、上手く着地出来ずに滑り落ちてミスとなってしまいます。加えて左上のタイムが0になってもミスになります。

 キーワードは「宝石」「王冠」「カギ」の3種類があり、どこの洞窟にどのキーワードがあるのかは完全にランダムなので、重複してしまうこともあります。が、洞窟はキーワードを取らないと出られないので、重複した場合でも、手間でしょうが、頑張ってキーワードを取ってください。

 なおミスした場合ですが、キーワードを取った後ならその洞窟の入り口に戻されますが、取る前にミスしてしますと前の洞窟まで戻されてしまいますので、死んでもキーワードは取りましょう。

 

・シーン4:本拠地(サイドビュー)

 島の最深部にはピラミッドがあり、そこがワルドラドの本拠地となっています。キーワードが揃っていないと入れません。中は鳥や火の玉が飛び交う危険な場所。また地形も複雑で、上手くジャンプして最上段まで昇ってください。そこに待ち構えるワルドラドはナイフ4発で倒すことが出来ます。首尾良くワルドラドを倒し、マリア王女の囚われた牢獄に辿り着けばオールクリアとなります。

 もちろん敵に触れればミスとなりますし、穴があるので落っこちてもミス、そして左上のタイムが0になってもミスとなりますので、ガツンと大胆に進みましょう。

 

 

 …ということで、まずシーン1で「マテー!」とやり、シーン2をうろついて洞窟を探し、シーン3でタイトロープな曲芸をし、シーン4で白黒つけるわけです。そしてメインステージであるシーン2の攻略が最重要となるのです。このシーン2がねぇ…。それでは半分泣きながらクリアした私のプレイ雑感をつらつらとお話ししましょう。

 

 

・ワルドラド島が広すぎ

 シーン2「ワルドラド島」は広大です。何しろ「縦10画面×横10画面=100画面のマップ!」というのが当時の触れ込みでしたから本当に広いのです。基本的に一本道なのですが、障害物のせいで非常に分かりにくく、やがて自分が島のどのあたりにいるのかも分からなくなります。またこれといったランドマークもないので、マッピングも困難です。発売当時、コロコロコミックにワルドラド島全体マップが掲載されていましたが、自分がどこにいるか分からない状態で地図を見ても仕方ないのです。

・ミスが辛すぎ

 先述のように、シーン2やシーン3でミスをすると、「最後にキーワードを取った洞窟」まで戻されてしまいます。この仕様、非常に厳しい。広大なワルドラド島をさまよい、やっと見つけた洞窟ですが、キーワードを取る前にうっかり滑落死。すると「最後にキーワードを取った洞窟」まで戻される、つまり前の洞窟まで戻されてしまいます。どこをどう歩いてきたか分からんというのに、壮大な迷子再びです。正直、コレで相当萎えます

・ライフ制がキツ過ぎ

 シーン2はライフ制で、確かに即死はしませんが、しかしダメージを受けた際、自機であるチャレンジャーには無敵時間が発生しません。なので、敵に囲まれた場合は「オラオラオラオラァッ!」とコンボを喰らい、事実上即死。ライフを回復しようにも、こういう時に限って「まっとうくじら」はどこにもおらず、それじゃパワーアップを出そうと考えますが、それには敵と戦う必要があります。死にかけているのに、敵と戦わなければ回復できないというジレンマ。そしてナイフはアサッテの方向へ。

・パワーアップが微妙

 どんな敵でも倒せるパワーナイフですが、有効時間がスゴく短いのです。「今だ!火の玉を倒すぜ!」と走り回り、見つけた頃には効果が切れてしまい、返り討ちに。またスピードアップもしますが、何しろワルドラド島は狭い地形が多く、足が速い故になかなか小道に入れず、モタモタしているうちに効果が切れることもしばしば。パワージュエルに関しては、特に言うことはないです。

・タイムが足りない

 シーン1、3、4はそれほど長い面ではないので、タイムは十分に足ります。しかし、シーン2では話は別です。何しろ広大なマップで、プレイ時間の半分は迷子ですから、みるみるタイムが減っていきます。そしてタイムの回復方法は「洞窟に入ること」。…だからその洞窟を探しているんだよぉ!そしてタイムがわずかになったところで洞窟を発見。でもパワーナイフがないので、門番のガイコツが倒せず、パワーアップを出そうとザコ敵を4匹倒そうとしているうちにタイムオーバー。そして前の洞窟に戻されます。あぁ。そしてキーワードを全て集めても、タイム回復目的で洞窟に入らざるを得ない歯痒さ。そして滑落。前の洞窟に戻されます。あぁ。

 

 

 と、まぁ、この時期のFC特有なむつかしさなわけで、初見クリアはまず無理という、ある意味「ドルアーガ級」の難易度です。しかしそこはハドソンの技というか、ヘンな中毒性に満ちていました(褒めてますよ)。

 

 

・シーン1から、魅せる

 ゲーム開始直後から「主人公が列車に飛び乗る」というアクション映画のようなカッコイイ演出です。一発で「緊急事態」と分かりますし、これから始まる大冒険を予感させます。そして「先頭車両の屋根に乗り、最後尾まで迂回して、先頭車両内部を目指す」という構成は、つまりシーン1のラストシーンを最初に見せているんですよね。スタート地点で明確にゴール地点を見せるという、心憎い演出と言えましょう。

・迷子になる愉しみ

 確かにシーン2の広さはどうかしていますが、しかしゲームに慣れてくると探索の楽しさが加わってきます。いつもとは違うルートが実は近道だったり、目の前に洞窟があるのに遠回りしなければならなくなってヤキモキしたりと、どこか現在のオープンワールドのような楽しさがあり、100画面は伊達じゃなかったのです。

・ミスの重み

 先述のように、このゲームではミスが非常にイタイのですが、それが逆に抜群の緊張感を演出しています。それは初めて入った洞窟で最高潮になります。だってここでキーワードを取れなかったら、遥か後方の洞窟まで戻されてしまうのです。そんなプレッシャーの中での間欠泉ジャンプ…!カイジの「鉄骨渡り」でもこんなに「ざわざわ…」しません。そして首尾良くキーワードをゲットした時の達成感!そして油断して滑落!でもキーワード取ってるから大丈夫!まさにアメとムチであります。

・味のあるグラフィック、珠玉のBGM

 FCではありますが、色使いや動きの表現が素晴らしいです。シーン1の列車の疾走感はプレイヤーの心を一気に掴みますし、シーン2では海や森、砂漠に岩に人工島など、何だか妙に重みや手触りが感じられ、何故か強い日差しを感じてしまいます。そしてシーン3の洞窟と間欠泉は非常に美しく、冒険野郎気分を高めてくれます。またBGMはシーン1の踏切の音を織り込んだユニークなクラシックアレンジに始まり、シーン2のどこか西部劇を思わせる勇ましい曲調、そしてやはり特筆すべきはシーン3の幻想的なメロディでしょう。グラフィックと相まって、シーン3はこのゲームを代表する名シーンと言えるでしょう。

 

 

 これ以外にもハドソンらしく、様々な裏ワザが詰め込まれ(「無敵まっとうくじら」や「1UPまっとうくじら」など)、むつかしいながらも一度触れたら忘れられない、それがこの「チャレンジャー」というゲームでした。発売当時、私は小学生でしたが、友人のほとんどは持ってましたから、セールス的には大成功だったでしょうねぇ(どのくらい売れたかは知らない)。そして友人のほとんどがクリア出来ませんでした。さすがハドソン。

 

 現在は3DSのバーチャルコンソールでプレイ出来るようですね。是非皆さん、プレイしていただきたいと思います。「ハードがないよ」という方は、こちらでプレイ動画をご覧ください。カオス溢れる荒ぶるハドソンが拝めますよ。

 

 

 さてチャレンジャーの成功(したのかな?)を受け、ハドソンはある隠し玉を用意します。それはやがて定番対戦ゲームへと進化していくのですが、それは次回といたしましょう。

 

 

 

 続きます。



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過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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