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いにしえゲーム血風録 十四回魔球再び 「いにしえゲーム物怪録(無用の巻)」

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 これまでのなりゆき:急にヘンなゲームの記事を書きたくなった私は「いにしえゲーム物怪録」をでっち上げ、「洋風妖怪大戦争」を開帳する。しかしグラフィックがヘンなだけで、至極真っ当なゲームである上に、拙い文章では到底全貌を伝えることは叶わず、結局動画サイトへのリンクを張り付けるという体たらくだったのだった。

 

 …さて、「物怪録」最後を飾るのはこちらのゲームです。

 

 

 ・プロップサイクル (ナムコ:1996年)

 いや~、ナムコも結構ヘンなゲームを作ってるんですよね。「超絶倫人ベラボーマン」とか「ピストル大名の冒険」とか「フォゾン」とか、どれも珍品と言える代物ばかりです。ですからナムコがヘンなゲームを作っていたとしても驚くに値しません。むしろ今のナムコ(バンダイナムコか)が大人し過ぎるのです!どうしたんだ木馬屋!僕らはHDでモーションセンサー対応のベラボーマンを待っているぜ!(本当に発売されそうな気がする)

 …それはさておき、今回ご紹介するゲーム「プロップサイクル」に移りましょう。まずはストーリーの紹介です。

 

 ここではない、今ではない世界の物語。最終戦争を生き残った人々は高度な文明を捨て、牧歌的な生活を送っていた。テクノロジーは蒸気機関に落ち着き、飛行機を飛ばすほどまでに高められた。その結晶が人力飛行機「ラペロプター」であった。

 ある日、村の祭壇の一部に触れると、激しい稲妻が落ちた。村の一部は太陽型、月型、星型に切り取られ、村人達と一緒に遥か上空へと浮かんだ。いつしかその浮遊大地は「ソリター」と呼ばれるようになった。

 やがて「ソリター」にいる村人から手紙が落ちてきた。祭壇と思われていたものは、実は最終戦争に使用された磁力兵器のコントローラーだったのだ。エネルギー源である赤い玉を全て破壊すれば「ソリター」は地上に戻れるのだが、一定時間内に破壊出来ないと、赤い玉は稲妻と共に復活してしまうという。

 地上に残っていた村人達はラペロプターを使って赤い玉の破壊に挑むことにした。そのパイロットを選ぶため、選考会「プロップサイクルテスト」が行われようとしている。この大会で選ばれた者が「ソリター」に挑戦する使命が課せられるのだ。果たして「ソリター」は無事に地上に戻ることが出来るのだろうか?だったのだった。

 

 ナムコっぽい、ロマンと温かみを感じるストーリーですねぇ。こういう風に世界観をきっちり作り上げるところが、さすがは老舗と言えましょう。…ところでみなさんはこのゲーム、どういうジャンルだとお思いでしょうか?もちろんACTではありますが、そこはナムコ、一筋縄ではいかないのです。

 

 このゲームはなんと「大型筐体」です。つまり「体感ゲーム」なのです。プレイヤーはラペロプターを操り、競技大会「プロップサイクルテスト」をパスし、浮遊大陸「ソリター」を地上に戻すことが目的となります。

 さて、先述のようにこのゲームは「体感ゲーム」です。そしてプレイヤーが操るラぺロプターは「人力飛行機」なのです。…もうお分かりですね?そうです!プレイヤーは「鳥人間コンテスト」よろしく、チャリンコを実際に漕ぎ、大空の探索に挑まなければならないのです!やったぜナムコ!

 

 筐体は中央にエアロバイクがデンと設置されており、その前にモニターが設えてあります。フィールドはポリゴンによる3Dで、プレイヤーの背後にカメラがあるビハインドビューです。ハンドル左右で旋回、ハンドルを引くと上昇し、押すと下降します。そしてペダルを漕ぐと加速し、漕ぐのを止めると減速していきますし、下降していくことになります。

 

 ゲームは全4面。最初の3面は「プロップサイクルテスト」の模様で、3つのステージを任意の順番で挑みます。ステージ上にはいくつかの赤い風船が浮かんでおり(ソリターの赤い玉に見立ててある)、これを体当たりで割っていきます。風船には数字が書かれており、これが割った際のポイントとなります。制限時間内に規定のポイントを越えることが出来ればクリアとなります。先述のようにどのステージから挑戦しても構いませんが、後になるほど規定ポイントが高くなります。また秒数の書かれた風船もあり、これを割ると制限時間が加算されるので、積極的に狙っていきましょう。

 

 それでは「プロップサイクルテスト」で挑む3つのステージをご紹介しましょう。

 

・クリフロック:渓谷を抜け、広場へと至る、草原と河川が美しいステージ。比較的壁や障害物が少ない

・ウインドウッズ:狭い洞窟を抜け、夜の村へと至る、幻想的なステージ。洞窟の中が狭いので、タイムロスに注意したい

・インダスターン:過去の遺跡が立ち並ぶステージ。高層ビルや地下鉄など、狭い上に障害物も多い

 

 以上3つのステージをクリアすると、いよいよ浮遊大陸ソリターに挑戦です。ソリターは月、星、太陽の形をした3つの浮遊大陸群で、周りは空ばかりなので現在位置が把握しにくく、赤い玉も浮遊大陸の上下左右のあちこちに配置され、非常に迷子になりやすいです。見事赤い玉を全て破壊すれば、めでたくエンディングとなります。

 

 

 で、このゲームの何がヘンなのかと言いますと…。いや、ヘンでしょう!?チャリンコを必死に漕ぐゲームなんてありますか!?全面クリアするためには4ステージ漕ぎっぱなしでなくてはならないのです!これは非常に疲れます!実際、当時高校生の私は疲れ果て、プレイ後、休憩コーナーでコーラを息も絶え絶えに飲み干しましたよ!

 それでなくともこのゲーム、我らが本拠地キャロットには入荷されなかったんです。ですから橋と跨線橋とを渡り、数キロ離れた所にあった、やはりナムコ直営のゲーセン「プラボ」まで行き、やっとの思いでプレイしたのです。そう、チャリンコを漕いで。

 行きでチャリンコを漕ぎ、ゲームでチャリンコを漕ぎ、帰りもチャリンコを漕ぐ、という競輪学校の合宿か、と思うような仕打ちです。しかも真夏の炎天下それでも週二で通いましたねぇ。ゲーム脳、ここに極まれりです。

 あと、このゲーム、モニターのすぐ下に穴がありまして、ゲーム中にペダルを漕ぐと風が出ます。早く漕げば、それだけ強い風が出ます。空を翔ける感じを表現したんでしょうねぇ。どうしてナムコはこういうヘンな所にこだわってしまうのでしょう。私はそんなナムコが大好きです。

 そんな牧歌的な空の旅をこちらで体験していただきたいと思います。ナムコらしい、非常に丁寧な作りになっています。ただ、このゲームは「自力で漕ぐ」ことに面白さがあるので、本当はゲーセンで実際にプレイしていただきたいと思いますが…。20年前のゲームですから、むつかしいですね。ですからプレイ動画を見ながら足踏みしていただければ、と思います。

 

 

 …それにしてもこのシステム、グーグルマップとPSVRとを組み合わせれば、バーチャルな空中散歩とか出来そうですね。東京やニューヨークのビル群を自由に飛行したり、パリの放射状の街並みを空から眺めたり…。まぁ、自力で漕がなければいけないんですけど。でも、エクササイズのお供としては良さそうですから、スポーツジムで導入しないかしら。それが無理だとしても、現在のCG技術で続編を作ってほしいですねぇ。いや、リメイクでも良いです。多分、現在のゲーセンに置いても遜色のないゲームだと私は思うのです。ナムコ、頑張って!

 

 

 ということで、「いにしえゲーム物怪録」はこれにて終了となります、多分。しかし今回はアーケード限定でしたので、今度は家庭用でやるかもしれませんが…。

 

 

 

 それではまた、十五回表でお会いしましょう。



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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

 - ゲーム, いにしえゲーム血風録, トドメ氏

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