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いにしえゲーム血風録 十回の死闘 「グラディウスとオレ(ダボ!編)」

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 グラディウスⅣ稼働開始」

 

 この記事を見て、私は思わず「んぅおっ!?」と奇声を発してしまったことを、今でもよく覚えています。どこへ行っても巡り合えなかったグラディウスがようやくゲーセンで、しかも最新作が遊べるのです。あぁ、ゲームバカで良かった!というわけで、早速記事を貪るように読み始めたのでした。

 

 さてゲーメストによれば、前作「グラディウスⅢ」がリリースされたのが1989年。本作がリリースされたのが1999年でしたから、実に10年ぶりのナンバリングタイトルのリリースとなるわけです。当然10年分の進化をしたわけで、それは掲載された写真のグラフィックに如実に現れていました。

 それまでは細密なドット絵で表現されていたグラディウスでしたが、Ⅳでは遂にポリゴンを導入。もちろんポリゴン黎明期のようなカクカクしたフォルムではなく、滑らかな流線型を前面に押し出したグラフィックでした。それは1面の「流体金属ステージ」から威力を発揮し、黄金の流体金属球からドラゴンがワサワサと湧いてくる面なのですが、この流体金属の表面が実に滑らかで、とてもドット絵では表現出来ない代物でした。

 その他にも「植物ステージ」、「火山ステージ」、「細胞ステージ」、「モアイステージ」と、シリーズ恒例の面が続き、そのどれもがポリゴンによってリファインされ、非常にエッジの効いたグラフィックとなっていました。これまでネットやレトロゲーセンで過去のグラディウスシリーズを見てきた私ですが、それら過去シリーズが「明らかにレトロゲームに見える」ほど、Ⅳのグラフィックの美しさは凄まじいものがあったのです。

 

 記事は自機の装備の紹介へと移っていきます。初代は1種類しかパワーアップゲージがありませんでした(「スピード、ミサイル、ダブル、レーザー、オプション、?」の基本装備)。しかしⅡではゲージは4種類に増え、どのゲージも絶妙に一長一短だったため、三者三様の攻略が楽しめました。さらにⅢではやはりゲージは4種類でしたが、それに加えて21種類もあるクセの強い武器から自由に装備を選べる「エディットモード」があり、もはや攻略は十人十色の世界になりました。このようにグラディウスはシリーズを追うに連れてパワーアップは多彩となっていったのです。

 さて今回はエディットモードはなくなりましたが、パワーアップゲージは6種類にまで増えました。と言ってもⅡの4種類のゲージに新たな2つが加わったものなので、慣れ親しんだ装備を選ぶも良し、新規装備を選ぶも良しという、かなり自由度の高いものでした。記事は各ゲージの特徴の紹介へと移っていきます。

 

・1番装備:初代からの伝統のゲージ。レーザーによるサイドワインダーが攻略のカギ

・2番装備:ミサイルが爆風デカい「スプレッドボム」で、多くの敵を巻き込めるが、爆風で敵弾も見にくくなる諸刃の剣

・3番装備:ミサイルが敵を貫通出来るが速度の遅い「フォトントゥーピドゥ」と「リップルレーザー」を上手く使いこなせるかがポイント

・4番装備:ミサイルが上下に撃てる「2WAY」だが、地形を這わないので、上手く「リップルレーザー」でカバーする必要がある

・5番装備:8方向に自由に撃てる「ヴァーティカルマイン」と弾切れ必至の「アーマーピアシング」の微妙なバランス

・6番装備:発射高度を操作出来る「フライングトゥーピドゥ」と「ツインレーザー」の前方集中型

 

 …むぅ、相変わらず一長一短な装備。伝統の1番がバランスが取れていそうですが、レーザーワインダーが結構むつかしいのです。また3番4番の「リップルレーザー」は発射後拡大していくリング状ビームなのですが、拡大していく故に地形にぶつかって消えてしまう短所もあり、地形が狭い所で確実に敵にヒットさせるためには至近距離まで近づかなければならないのです。これら伝統の装備は、やはりシリーズを遊んできた猛者用なのかもしれません。

 では5番装備はというと、発射方向を自由に操作出来るミサイル「ヴァーティカルマイン」は使い勝手が良さそうですが、弾除けをしながらミサイルの撃ち分けが出来るのか疑問ですし、レーザーである「アーマーピアシング」が単発発射という厳しさもあります。

 ということは6番?前方集中型は確かに強いかもしれませんが、「フライングトゥーピドゥ」は上下2発発射され、ボタンを押している間は上下に移動していき、ボタンを離すと前方へ飛んでいくという、これまた撃ち分け可能なタイプです。5番と同様の理由で、果たして使いこなせるかどうか疑問です。

 

 ここはⅡで最強と言われた4番が妥当かもしれない、と私は考えました。2WAYミサイルは地形を這いませんが、上下をカバーできるのは大きいですし、リップルレーザーも地形に阻まれる短所はありますが、攻撃範囲が大きいに越したことはないのです。そんなわけで4番装備を使うことに決め、実践に備えて序盤の攻略記事を読み始めたのでした。

 しかし、同時にモヤモヤとした不安も浮かび上がりました。何しろ10年ぶりのナンバリングタイトルです。多くのシューターが大挙して押し寄せるでしょう。当然その中には歴代シリーズをクリアしてきた猛者もいます。つまり「猛者達に混じってプレイ出来るかしら」というヘタレな心配だったのです。しかしすぐに「猛者達の上手なプレイを参考に出来るかもしれない」と奮い立たせ、私は稼働開始を静かに待ったのでした。

 

 そして近所のゲーセンの入り口にポスターが貼られました。「グラディウスⅣ-復活」の文字。ついに入荷したか!と私は店内に入り、2階のビデオゲームコーナーに向かいました。すると階段を昇って目の前の筐体にグラディウスⅣはありました!

 …しかし私は首を傾げました。誰もプレイしていないのです。画面ではひたすらデモ画面が繰り返され、ハイスコアランキングを見ても誰かがプレイした痕跡はなく、歓声が上がるのはフロアの反対側の格ゲーのコーナーばかりです。そう、10年という時間があまりにも長すぎました。かつてのSTGの猛者達の多くはSTG斜陽の時代のためにゲーセンを離れ、代わりに参入してきたプレイヤーは格ゲーに流れてしまったため、グラディウスはすっかり忘れ去られていたのでした。

 ここで私は改めて格ゲー全盛時代の空気を感じました。あれほど伝説とまで言われたゲームの最新作だというのに、見向きもされないという、恐ろしいまでの時代の流れです。私はすっかりSTGが下火になったことを残念に思いつつ、しかし猛者達の視線に晒されることなく存分にプレイ出来ることにどこか安心しつつ、実に複雑な気持ちでコインを投入しました。

 

 まずはゲージ選択です。ゲーメストの記事を参考に考えたように4番で決定。「?」は前方防御で耐久力の高い「シールド」と全方位防御だが耐久力の低い「フォースフィールド」の2つから選択出来ます。後方からの攻撃が怖いので、ここはもちろん「フォースフィールド」で決定。いよいよゲームスタートです!

 まずは敵編隊が飛来するので、全滅させてカプセルを取得、そのまま「スピーダ!」。続く編隊や赤い敵を倒して「ミッソー!」。ここでBGMが切り替わり、目の前に金色の球体が現れました。流体金属ステージ本編の開始です。

 早速金色のドラゴンが球体からヌルリと登場します。Ⅱの人工太陽ステージのドラゴンもこんな感じでしたが、本作は動きが滑らかで実に不気味です。さて頭を攻撃してこれを撃破。時折青色ブレスを吐いてきますが、これを撃つとカプセルが出現。次々と取得していよいよ「アプシュン!」

 次々と現れる球体からぞくぞく吐き出されるドラゴン達。しかし長い胴体に阻まれないように気を付ければむつかしくありません。そしてオプションを2つ付けたところでボスの直前まで来ました。ゲージはレーザーで点灯していますので、ボスに備えて「レィズー!」。いよいよ1面ボスです。

 金色のドラゴンを出現し、これが変形して3つ首のヒドラになりました。口から赤色ブレスを吐いてきますが、撃ち落とせるので心配はありません。ここでゲーメストの攻略記事を思い出します。

 

「ボスは2段階あり、1段階目でどの頭に一番ダメージを与えたかによって、2段階目の形態が変化する」

 

 …とのこと。青い頭にダメージを与えた場合が一番ラクとのことなので、狙って青い頭だけを狙います。すると一旦金色の塊に変化した後、第2段階に変形、セミの幼虫に触手が生えたみたいな謎の生物になりました。触手の先から弾を放ってきますが、大した量ではないので楽に避けられます。そのまま触手にダメージを与え続けると再び金色の塊になって大爆発、1面クリアです!

 

 続いて2面植物ステージに突入。この植物はツルの部分を攻撃すると一旦は縮みますが、即座にムチのように振り回します。出来るだけツルを攻撃しないように心がけますが、付近にザコ敵を吐き出すハッチがあり、これを攻撃しようとして思わずショットを撃ってしまい、それがツルにヒットし、ムチのように振り回され、避けきれずミスとなりました。まさに地獄のピタゴラ装置発動であります。

 オプション1つまで回復しますが、ハッチや植物の弱点である根っこ部分が地形に隠れていて、上手く破壊出来ません。本来はオプションを地形にめり込ませて攻撃するのですが、オプション1つだと届かないので、もう避けるしかありません。それでもどうにか装備を充実させてボスの巨大植物まで到達しました。

 巨大な花のようですが、めしべの部分から弾を吐き出します。加えて上下の地形から変なツメを伸ばしてくるので、ぼんやりしていると簡単にやられます。事実やられました。なんとか復活してボスに再対峙、今度は慎重に対応して撃破しました。

 

 続いては3面バブルステージ。空中戦を終えると、前方から無数の泡が飛んできます。破壊可能ですが量が尋常ではなく、またなかなか硬いのです。これに加えて破壊不可能のクリスタルまで飛んできます。さらにはそれぞれの泡やクリスタルが互いに跳ね返るので、軌道の予測が非常に困難でした。つまりガチ避けが要求される面で、初プレイの素人には荷が重すぎました。次々と泡やクリスタルに激突し、ゲームオーバーとなりました。

 

 席を立ち、休憩スペースに腰を下ろし、缶コーヒーのタブを開け、タバコに火を点け、煙を天井に向かって吹き上げながら、私はニヤニヤしていました。…うわぁ、面白い。アーケードのグラディウス面白いや。もっともGB版とAC版を比べること自体大馬鹿三太郎ですが、まぁ初プレイの感動ということで許してやってください。

 さて、その日から私のグラⅣ攻略は始まります。装備は4番で固定し、パワーアップパターンの構築やオプションの使い方、リップルレーザーのクセを学習していきました。しかし、ここで壁が立ちはだかりました。バブルステージです。このアドリブ満載の面をどうしても越えられません。

 攻略の糸口はゲーメストしかありませんでしたが、何しろ稼働開始直後なので3面の攻略記事はまだ掲載されていません。他人のプレイを参考にするにも、プレイしているのは私だけでした(少なくとも私以外にプレイしている人を見たことがなかった)。最早自力で攻略するしかありません(当たり前)。ここで私はある決心をしたのでした。

 

 

 ということで、まだ続きます。

 



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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

 - ゲーム, いにしえゲーム血風録, トドメ氏

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