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いにしえゲーム回顧録 十回表 「サボテンボンバーズ(誘爆編)」

      2015/07/30   posted by


 さて今回紹介するゲームはNMKの「サボテンボンバーズ」です。NMKっていうと「アーガス」とか「はちゃめちゃファイター」なんですが、他はよく知りません。ただ無茶なゲームを作るメーカーという認識で間違いはありません。例えばアーガスは「面によって武器装備が(面倒臭い方に)変わる上に、敵と敵弾が恐ろしく速いシューティング」ですし、はちゃめちゃファイターは「自機弾敵弾共にやたらデカい高速弾幕シューティング」でした。基本的にシューティングメーカーでしたが、珍しく開発されたアクションゲーム、それがこのサボテンボンバーズなのです。

 

 さてストーリーは「ご主人がお出かけの間、家に巣食う害虫を退治して回るサボテンだったのだった。」という、あって無いようなものなので、とっととシステム紹介に移りましょう。

 

 このゲームは固定画面型アクションです。レバー左右で自機移動、レバー下でその場で伏せます。1ボタンでジャンプ、2ボタンで爆弾を投げます。画面はバブルボブル的構成で(ただし上下は繋がっていない)、カブトムシやらゴキブリやら、何だかよく分からない生物が複数いますので、制限時間内に爆弾をぶつけて倒してください。制限時間が0になるとミスにはなりませんが、画面中に爆弾が発生し、生き残ることがほぼ絶望的なります。全ての敵を倒すと次のステージに進み、10面毎に手ごわいボス(ノミ、クモなど)が待ち受けています。それらを乗り越え、全100面という、どうかしているボリュームを制覇してください。

 さてプレイヤーであるサボテンは敵に触れてもミスになりません(トゲがあるから)。ミスになるのは「爆風に触れてしまった時」のみです。プレイヤーの攻撃手段は爆弾ですが、敵の攻撃手段も爆弾なので、画面上は最悪、爆風吹き荒れる無法地帯となりますので、敵に触れてもミスにならないことをいいことに、敵を押しのけ、爆風の届かない安全地帯に逃れることが重要になってきます。

 敵を倒すとアイテムが出ます。基本は得点アイテムである「野菜・果物」で、時折「パワーアップの花」が出てきます。ヒマワリは自機の移動スピードが猛烈にアップし、チューリップは爆弾の威力が格段に増します。ユリを取ると一定時間無敵になり、体当たりだけで敵を倒すことが出来ます。アサガオは画面上の敵を全て倒すことが出来ます。他には「ケーキ(8つ集めると面クリ+1UP)」「モモ(数個取ると得点倍率アイテムが出現し、取ると全ての得点に倍率が掛かる。最大9倍まで上昇)」「星(得点アイテム。ミスせずに取り続けることで最大80000点まで上昇)」「砂時計(制限時間が増える)」「毒キノコ(移動速度が著しく低下する)」があります。また先の「野菜・果物」も全種類集めると面クリ+100000点がもらえます。

 

 さてこの爆弾ですが、結構なクセがあります。基本的には、爆弾が投げられると画面上を転がりまわり、敵やプレイヤーにぶつかると彼らを巻き込んだまま転がり続け、一定時間後には爆発します。ですから「爆弾ヒット=爆発」ではないのです。そして巻き込まれた敵やプレイヤーは隙あらばジャンプして転がる爆弾から逃げてしまうことが出来るのです。したがって、プレイヤーは攻撃する際は爆弾が丁度爆発するタイミングになるような距離から投げることが求められ、防御の際にはいち早く爆弾に巻き込まれた状態から逃れることが求められます。

 しかし敵の中には耐久力を持つ者もいて、コイツに爆弾がぶつかると即座に爆発します。このことを利用して、普通の敵に爆弾を投げて巻き込み、それを耐久力のある敵にぶつけて爆発させる、という方法が有効になります(当然自分が巻き込まれ、耐久力のある敵にぶつかり爆死ということも有り得る)。そのためには耐久力のある敵を自機で押して有利なところにセットし、その後他の敵を巻き込む形で爆弾を投げる、という戦略に行き着くのです。

 しかし世の中そんな上手くコトが進むわけがありません。序盤面では爆発タイミングや耐久力のある敵の位置などを考慮に入れた戦い方も出来ますが、後半になると複数の敵がいっぺんに爆弾を投げ合いますから、戦略どころか逃げるだけで精一杯という事態になります。まさに無法地帯。だからと言ってテキトーに爆弾を投げると、爆弾同士の意外なぶつかり合いにより、自分の所に爆弾が集中することもありますし、不注意な爆弾投下が誘爆を生み、自分が巻き込まれてミス、という事態もザラにあるのです。ですからこのゲームのセオリーは先述のように「どこが(比較的)安全か見極め、そこから慎重に爆弾を投入する」ということになるのです。

 

 このように説明すると「メチャクチャ戦略性を要求され、しかも反射神経まで試される激ムズゲームではないのか」と思われるでしょうが、そんなことはありません。実はこのゲーム、敵の同士討ちがかなりの高確率で発生するのです。先程とは矛盾しますが、テキトーに投げた爆弾が意外な誘爆を引き起こして敵を大量に倒したり、極端な話、自分からは一発も爆弾を投げていないのに、敵の同士討ちによって面クリア、なんてこともあるのです。しかしながら逆に意外なミスをすることもあるのがこのゲームでして、まさに勝負は時の運。乱暴な話、爆弾を無軌道に投げ、無軌道に画面中を爆発する様を見るだけでも結構楽しいカオスゲームだったりするのです。

 でもミスしないようにすると、ちゃんとしたロジックで立ち回る必要もあり、この戦略性と運が絶妙に絡み合った内容となっているのです。またグラフィックもパステル調のほのぼのとしたものなので、殺伐としたゲーム内容ながら、非常に取っ付き易い印象を与えてくれますし、序盤は純粋に爆発の爽快感を味わうことが出来ますので、気軽に遊んでみてほしいです。

 

 さて、ご主人がお出かけしました。おかげで家の中は害虫の巣窟です。早速駆除と参りましょう。



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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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