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いにしえゲーム回顧録 ビール売りのお姉さんが来たよ 「X-DAY」

      2015/07/30   posted by


 今回はエレメカの雄、ナムコより「X-DAY」をご紹介します。お気付きの通りエレメカなんですが、山のぼりゲームやロックンロールのように、ゲームクリアすると景品が出るものではなく、いわゆる占いマシーンです。しかしそこはナムコです、そんなフツーの占いマシンなんて作るはずがありません。このマシンはあなたの寿命を教えてくれるのです!

 

 「遠未来のナムコは遂にタイムマシン理論を完成し、実用化を前にプロトタイプとして過去のナムコへ通信することに成功しました。現在と未来のナムコは協議の結果、現在においてプレイヤーに簡単な質問をし、その答えから予想されるプレイヤーが辿るであろう未来のナムコに死亡記録を検索してもらい、そこからプレイヤーの寿命を告知しよう、というサービスを開発しました。それが『余命検索サービス・X-DAY』なのです。」

 

 素晴らしい!さすがナムコ!伊達に木馬ばっかり作ってたわけではありませんね(ほめ言葉)!現在科学者が躍起になって開発している未来予測をタイムマシン理論によって豪快に解決するなんて人間技ではありません。誰しも自分の未来、それも自分の寿命は最も知りたい(知りたくない)ものですから、サービスとしても目の付け所が違います!まさに夢、広がる!おなかいっぱいゆめいっぱい!それでは余命検索サービスの詳細をご紹介しましょう。

 

 筐体にはモニターとレバーが一つとボタンが一個だけ付いています。しかもレバーは右か左にしか動かせません。まずプレイヤーは自分の生年月日と性別を入力し、これにより予測される平均余命日数が算出されます。次にモニターに示される質問に対し「はい・YES」「はい・いいえ」で答えます。この時「はい」なら左へ、「いいえ」なら右にレバーを倒します。質問は以下の5項目から構成されています。

 食:食べ物に関する知識や、普段の食習慣についての問題

 体:健康や病気についての問題

 心:自分の性格や、ストレスなどの心理要因についての問題

 環:生活環境やエコなど環境保全についての問題

 技:極限状態におけるサバイバル知識についての問題

 これらのジャンルの問題が「○○だった時、××する(食事のときは30回は噛む、など)」というような形式で出題されます。正解(長生き出来る選択)の時は余命日数が加算され、不正解(早死にする選択)なら余命日数が減算されます。問題には制限時間が設定され、早く回答すればその分増減量が大きくなります。何故かと言えば「早く正解する」ということは、「危機にいち早く対応出来る」ことを意味しますし、「早く間違う」ということは「真っ先に窮地に陥りやすい」ということを意味するからです(ちなみに回答しないとやっぱり余命日数が減る)。さらに唐突に「精密検査」が行われ、これは上記5ジャンルからランダムで選択され、しかも内容が相当マニアックな問題が出題されます。

 そして最後にヒトの人生を大きく左右する要因「運」が試されます。9年程度の余命日数が示され、レバーを倒したタイミングにより、ランダムで加算が減算かが決定されます(つまり運によってヒトは9年くらい損することもあるということらしい。「1050年地下行き」はどうなるのか。)。

 こうして算出された余命日数が各項目に関する解説付きで、マシンからプリントアウトされます。適切な答えを素早く回答できれば寿命150歳オーバーも夢でもありませんが、逆にダメな選択を率先して選んでしまった困ったちゃんの場合、余命日数がマイナスになっている場合もあります。是即ち「ゾンビ」ですね。ですから寿命が長い人は「長寿番付」にランクインされ、既に死んでいるはずの人は「ゾンビ番付」として衆目に晒されるのです(ちなみにプリントアウトされた紙の裏面には「XーDAY・Q&A」が色々書いてあって、点取占いみたいで楽しい)。

 

 と、このように非常にシャレの効いた(というよりブラックユーモアの塊とも言えるような)マシンで、発売されたのも1993年となかなか世紀末です。そして世紀末らしく、BGMもかなりイカレてまして、なんか「太鼓の達人」にも収録されているとかいないとか。続編の「X-DAY2」では「カップルの恋愛寿命を検索するモード」という、ある種ギリギリの内容まで追加され、さらにエスカレート。是非21世紀の現代で、そうですね「企業寿命検索」とか搭載して「X-DAY3」を発表してほしいですね。

 

 それでは九回表でお会いしましょう。



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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

 - ゲーム, いにしえゲーム回顧録

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