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いにしえゲーム回顧録 三回裏 「バース(フロント編)」

      2015/07/30   posted by


  さて前回お話ししたように、バースが発表されたのは格ゲーブーム真っ只中でした。しかし実は私、格ゲーが出来ません。コマンド入力が上手く出来ないのです(波動拳もあやしい)。なので、当時も格ゲーの盛り上がりを遠巻きに見るだけでした。それだけなら良いのですが、困ったことに行きつけの店のゲームがどんどん格ゲー中心になっていき、格ゲーの苦手な私の遊べるゲームが少なくなってしまいました。そんな中へ設置されたバースは、客付きは壊滅的ではありましたが、私にとってはじっくり遊べる、貴重なゲームとなったのでした。

 

  記念すべき初プレイの私を悩ませたのが、ゲーム開始前のポッドタイプの選択でした。自動防御の「ファジー」か?鉄壁のカーテン「フロント」か?そこで目を引いたのが「ファジー」の説明にある「初心者向け」の文字。これだ。いたずらに玄人のふりをするもんじゃない。そう思った私は「ファジー」を選択しました。それでは出撃です!

  1面は激戦の後なのか、廃墟となった都市。ポッドアイテムを取ると3時と9時の位置にポッドが装着されます。しばらくすると地上やハイウェイに戦車が現れて、こちらに向かって攻撃してきます。すると我らがファジーポッドは飛んでくる敵弾の方向へと周回し停止。そのまま敵弾を受け止め防御成功!ホントだ!自動だ!無垢な私は大喜びの有頂天です。そのまま最初のボス多砲戦車「スパイダー」を何の苦労もなく破壊。ボムを使うことなくクリアしました。なんだ、結構簡単じゃね?慌てて避けなくても、全部防御してくれるんじゃね?などと都合の良いことを考え、たった1面で高をくくるところはやはり中坊ですね。地獄はこれからなのに…。

  その地獄は思ったより早く来ました。2面です。右方向と左方向にいる敵が同時に攻撃してきました。するとどうでしょう、ファジーポッドはどちらを防御するか迷い始め、おかげで私もどちらに回避すればよいか迷い、結局噛み合わず被弾、ミスです。「ひょっとしてコイツらバカなんじゃないか…?」と自分の腕を棚に上げ、嫌な予感がしましたが、残念、正解でした。3面以降は敵の複数方向からの攻撃が多発し、もはやファジーポッドは迷走中。おかげでこちらはポッドなど「ないもの」として操作せざるを得ず、しかし避けようとした敵弾がポッドで急に消滅するのでリズムを崩され、あえなく自滅。最後の一機も同様にポッドは迷走、仕方なくボムを使うも、すぐにジリ貧。あえなく大空に散り、私の初プレイは終わりました。そして即座に思ったことはひとつ、「ファジーは初心者向けじゃねぇ!こりゃ罠だ!」…こんな所にもカプコンの周到さが感じられてなりませんでした。

  とはいえ、弾をバリバリ打ち、敵をバリバリ倒す爽快感はなかなかのもので、間もなく私のバース攻略が始まりました。もうファジーなんて目もくれません。フロント一本、鉄壁の前方防御です。そして繰り返しプレイするうちに、敵の弾を受動的に防御するより、逃げ道を作るために敢えて敵弾に突っ込んでいく方が楽なことに気が付きました。またボムを使うとゲージが出現し、それは時間と共に溜まっていき、満タンになるとボムが復活することにもようやく気づき、しかもそのゲージはレバーをガチャガチャさせる事で回復スピードが速くなることも(ゲームオーバー時のヒントで)気が付きました。「すわ、ボムは無限か!」と大喜びしたのですが、それは裏を返せば「ボム無制限を前提としたゲームバランスになっている」ことを意味するのです。しかしバカ中坊がそんなことに気付くはずもありません。ともあれボムを使ってはガチャガチャを繰り返せば、ミスしやすい敵のラッシュ時に「ココだ!」とボムを計画的に決め打ちをすることも可能になるわけで、生存率がグンと上がる事には間違いありません。それからは少しずつですが、安定して先の面に進むことが出来るようになりました。

 

 さてこのゲームには多くの隠れキャラが存在します。それは何もない所を打つと出てくる物がほとんどで、大抵得点アイテムでした(中には画面全体にダメージを与えられる「モビちゃん」や、出現後打ち込むとアイテムをボロボロ出す「リュウ(ちゃんと「しょーりゅーけん!」と叫ぶ)」とかいましたが)。結構あちこちに出てくるのですが、最初は点稼ぎの意味合いしかない、点数による1UPへの貯金ぐらいしか考えていませんでした。

 しかしある日、いつものように何もない所を打ち、隠れキャラ「チェッカーフラッグ」を出現させて取った時のことです。ポップな取得音と共に自機が点滅し、0.5秒程で点滅は止まりました。それまで何気なく見ていた光景でしたが、ふと思いました。「…点滅している、ということは、もしや無敵ではないのか?」私は別のチェッカーフラッグを出現させ、取ってみました。やはり自機は点滅します。そこで試しに脇を飛んでいる中型敵機にぶつかってみました。果たしてミスになりません!

  その時、私はいつも敵のラッシュに押されてミスしてしまう、この先の海洋面を思い出しました。自機の前方、後方、左右から小型機や中型機が間隙なく襲ってくる難所で、ボムを使っても上手く対処できず、いつもボム切れでやられていました。しかし思い返せばこの面、やたらに隠れキャラが出現していました。もしやと、ここで一つの天啓を受け、いよいよ問題の海洋面に来ました。激しい敵のラッシュ。そしてあちこちに出現する隠れキャラ。私は最初の隠れキャラを取ると、すぐに次の隠れキャラを出現させて取りました。つまり隠れキャラ取得をコンボにしたのです。すると無敵時間が継続し、あれだけ苦労した敵弾の雨を難なく通過することが出来ました。その上敵機を破壊するだけの余裕も十分にあります。つまりこれがこの面の解法だったのです。

  これに限らず、武器アイテムやポッドアイテム、POWなどを取っても無敵時間が発生することを理解した私は、どこでアイテムが出現するかを覚え始めました。だって覚えておけば、ほんのわずかですが無敵の恩恵を受ける事が出来るのです。攻略する上でこれ以上のものはありません。そして覚えれば覚えるほど、残機を温存したまま、高次面に進むことが出来るのです。それは難関のボスステージまで安定して到達出来ることにつながり、それは私のバースに対する捉え方を変えることになりました。すなわちボスの存在です。

 

 それまでのバースにおけるボスの存在は特別でした。やはりデカくて強いということに尽きるのですが、アイテム取得による無敵時間の存在を知ってからは、むしろ「アイテム取得による無敵が期待できないガチ勝負」という印象に変わっていきました。通常面はアイテムの恩恵で、半ばチート気味に敵攻撃をかわしてきましたが(とはいえ、恐らく「アイテム取得による無敵時間」も考慮に入れた難易度であったと思われますが)、ボスはそうはいきません。アイテムがほとんど出現しないため、無敵になれるのは限られたボムを使った時だけ。無制限とはいえ、回復には相応の時間がかかるわけで、ボスの攻撃を見切る必要に迫られた、まさにガチ勝負と認識するようになったのです。

 そうなるとこれまで以上に重要となったのはボムの存在です。正直、ボスの攻撃パターンを覚えていたとしても、それを実際に回避するとなるとなかなか難儀なわけで、緊急回避としてのボムはボス攻略の上での重要なファクターになりました。具体的にはボムを使ってはレバーをガチャガチャすることになるのですが、そのガチャガチャの最中に被弾しそうになりボム使用、更にガチャガチャという悪循環。結局ボス対処法を丸々覚える羽目になったのですが、しかし冷静に考えれば至極真っ当な攻略とも言えますね。

 

 ともあれ次々とボスを撃破した私の攻略は一つの区切りである20面まで達しました。この面はパワーアップアイテムがモリモリ出ます。そして敵らしい敵も出てきません。まさに嵐の前の静けさ。そう、ボスラッシュの開幕です!これまでのボスが連チャンで登場する冥府魔道。耐久力は少々下がっていますが、4面に渡る長丁場の前では何の慰めにもなりません。正直、狂ったようにレバーをガチャガチャ言わせた以外の記憶はあまりなく、目を真っ赤にし、歯を喰いしばって、半ば本能的に敵弾を避けていた気がします。そして気がつけば全てのボスを叩き落とした先に、遂に敵要塞に到達しました。26面です。

 

  と、ここで紙面が尽きてしまいました。敵要塞中枢とその他諸々につきましては、次回「三回裏雨天中断」でお話ししましょう。



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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

 - ゲーム, いにしえゲーム回顧録

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